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「子子子子子子」でなんと読む?
「子」が6個並んでいるバージョンは多分結構ポピュラーな謎掛けなんだと個人的には思っているんですが、答えはいくつもあります。
・にこにこにこ(2子2子2子)
・合歓(ねむ。子が6つ)
・小猫の子猫
・子獅子の獅子の子
僕が知っているだけでこれだけの読み方ができるんですが、地方によっては読み方答え方が変わったりするんでしょうか?
それはともかく、この謎掛けのもともとの形は子が12個並んでいるというもの。しかも由緒正しき謎だったりするのでした。

むかしむかし、
嵯峨天皇の時代のことなんですが、宮中に「無悪善」と落書が書かれたんです。宮中の人々は何と読むのか何を意味するのか判らなかった、ひょっとしたら知らないふりをしていたのかもしれませんが。
そこで天皇は博学で知られた小野篁(おののたかむら。小野妹子の親族)に読み方を聞きました。いったんは「恐れ多いので申し上げられません」と辞退したけど重ねて聞かれたので、「さがなくてよけむ」と答えました。
「悪」は当時「さが」という読みがあったそうで、「嵯峨天皇なんていなければいいのに」という意味に。
まるで小学生レベルの落書きですが。

まあ当然天皇大激怒。「お前が書いたんだろ」とキレてしまいます。
だから答えたくなかったのに、という小野篁のぼやきが聞こえてきそうです。
結局天皇が謎を出し、答えられたら許してやろうということに。
そこで出された謎が「子」を12並べたものだったのです。

「子子子子子子子子子子子子」

これを小野篁は「猫の子の子の子猫、獅子の子の子獅子」と読み解き天皇の疑いも晴れたそうで。

そうそう、この読み方の「の」はなんなのかというと、言葉と言葉をつなぐ「の」が文字としては省略される慣習があったから。「おののたかむら」の名字と名前に入る「の」と同じことです。

以上が「宇治拾遺物語」における「小野篁広才の事」で記述された事件なんですが、「十訓抄」では謎のバージョンが異なっていて、天皇が出した謎は「一伏三仰不来待書暗降雨恋筒寝」であり、小野篁は次のように解くことになっています。「月夜には来ぬ人待たるかきくもり雨も降りなん恋いつつも寝ん」。
「一伏三仰」というのは、月夜は「一度伏し、三度仰ぎ見る」ものだからだそうです。

同じエピソードなのに問われる謎が異なるの変な話ですが、まあ小野篁は才人だったということで。
起源。 comments(1) trackbacks(1)
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字が小さいな〜。
思わずブラウザのズームをリセット(100%表示)してみた。
from. 子子亜 | 2014/09/24 23:52 |
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小野篁、読めますか? 7字です。○○の○○○○さん。 (802-852) 平安前期の学者・歌人・漢詩人。 通称、野宰相・野相公。博学で詩文に長じたが、性直情径行、野狂と呼ばれる。 詩文は「経国残篇」「扶桑集」「本朝文粋」などに、歌は古今集にみえる。 「小
| UNKNOWN-BLOG | 2005/08/26 17:18 |
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